パニック障害 | 枚方市の心療内科・精神科 わたなべクリニック

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パニック障害

パニック障害

生命の危機に直面した時、鼓動が早くなり、血の気がひいて冷静に物事が考えられなくなって、大声で叫びだしたいような気分に襲われます。こうしたパニック状態は、生き残るために有利なもので、生物が予め持っているプログラムです。ところが人によって、なんでもない時にパニック状態のような反応が起きることがあります。
パニック障害とは突然に制御不可能な不安感(パニック発作)に襲われ、ついで同じ発作が再び起こらないかを過度に警戒(予期不安)が出現する病気です。かつてはストレスのせいとされていましたが、現在は脳の機能異常が主因と考えられています。遺伝的な要素はあまりありません。

パニック発作は何度も繰り返します。検査で異常がないと「気の持ちよう」と周囲の人も呆れてしまうところですが、本人は極めて強い不安状態にあるので「大丈夫」と手をさしのべて上げてください。

治療

  • 薬物治療が非常に有効です。
  • 最初にパニック発作が消失し、送れて予期不安が軽減していきます。
  • かつてはいわゆる「安定剤」が主力で使われていましたが、最近では抗うつ薬の一種を使用することが増えています。
  • 認知行動療法も有効です。
  • 投薬で発作が治まったら、いままで避けていた外出などを徐々に挑戦してください

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